不動産投資を検討していると、「結局、何年で元が取れるのか?」という疑問に必ずぶつかります。
利回り◯%、〇年で回収――
そんな数字だけの説明を目にすることは多いものの、「自分の場合はどうなのか」「この投資は次につながるのか」まで、具体的に解説されている情報は多くありません。
実は、不動産投資で元が取れる年数は
物件の種類・融資の使い方・キャッシュフロー設計・出口戦略によって大きく変わります。
同じ利回りでも、5年で自己資金を回収できる人もいれば、10年以上たっても資産が増えない人がいるのが現実です。
この記事では、
「不動産投資は何年で元が取れるのか?」という疑問に対し、
表面的な利回り論ではなく、実際に資産形成につながる回収年数の考え方を徹底解説します。
- 投資手法別の回収年数の目安
- 利回り別シミュレーション
- 元が取れない人の共通点
- 回収を早めるための現実的な対策
まで網羅的に解説し、1棟目から2棟目・3棟目へと資産を拡大していくための視点も紹介します。
「不動産投資で失敗したくない」
「数字に振り回されず、正しい判断軸を持ちたい」
そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。

高木 政利(たかぎ まさとし)
株式会社セイコーエステート&ディベロップメント 代表取締役
福岡の不動産投資・アパート経営の専門家
福岡市を拠点に、不動産投資の企画・建築・資産形成支援を手がける「株式会社セイコーエステート&ディベロップメント」代表。一棟アパートの新築・土地活用・空室対策・創業融資支援に精通し、福岡エリアの実需と投資ニーズを熟知したプロフェッショナル。これまでに数十件以上の投資用不動産の設計・建築・収益改善を手がけ、多くの個人投資家や経営者から信頼を得ている。
「福岡で堅実な不動産投資をしたい方に、現場視点でリアルな情報を届けたい」という想いから、『福岡投資ナビ』を運営。
不動産投資で「元が取れる年数」とは?まず押さえる基本概念
不動産投資でよく検索される「元が取れる年数」という言葉は、実は人によって意味が異なります。単純に利回りだけを見て判断すると、投資判断を誤る原因にもなります。まずは、不動産投資における「回収」とは何を指すのかという基本概念を整理しましょう。
「元が取れる」とは何を指すのか?3つの考え方
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 総投資額の回収 | 「元が取れる」という言葉を、物件価格+諸費用+運用中の支出など、すべての投資額を回収することと捉える考え方です。 現金購入に近いケースでは分かりやすい指標ですが、融資を活用する不動産投資では、この考え方だけで判断すると実態とズレることがあります。 |
| 自己資金の回収 | 近年、多くの投資家が重視しているのが「自己資金回収年数」です。 頭金や諸費用として実際に投入した自己資金を、毎年のキャッシュフローで何年で回収できるかを見る指標で、1棟目から2棟目・3棟目へ拡大する投資戦略では極めて重要になります。 |
| 売却を含めたトータル回収 | 家賃収入だけでなく、将来の売却価格(出口)を含めて回収を考える視点です。 不動産投資は「持っている間」と「売る時」の両方で利益を作る投資であり、出口戦略を含めて初めて“回収年数”が見えてきます。 |
利回りだけで判断すると失敗する理由
| 表面利回りの落とし穴 | 表面利回りは「年間家賃収入 ÷ 物件価格」で計算されるため、 管理費・修繕費・税金・空室リスク・融資返済が一切考慮されていません。 数字が高く見えても、実際には手元にお金が残らないケースも少なくありません。 |
| キャッシュフローとの違い | 本当に見るべきなのは、年間いくらのキャッシュフローが残るかです。 回収年数は「利回り」ではなく、 「自己資金 ÷ 年間キャッシュフロー」という視点で考えることで、現実的な投資判断が可能になります。 |

アパート経営の専門家
髙木政利
“利回りが高い=早く元が取れる”と思われがちですが、実際の投資判断ではキャッシュフローと出口を含めた回収設計が重要です。特に複数棟展開を目指す方ほど、自己資金回収年数を重視すべきです。
不動産投資の回収年数を左右する5つの重要要素
不動産投資で「何年で元が取れるか」は、物件の種類だけで決まるものではありません。購入前の設計・運用中の判断・売却戦略によって回収年数は大きく変わります。ここでは回収年数を左右する5つの重要要素を解説します。
物件価格と家賃収入の関係
物件価格に対して家賃収入がどの程度見込めるかは、回収年数の基本です。ただし、「安い物件=回収が早い」わけではありません。賃貸需要が安定しているエリアで、長期的に家賃が維持できるかが重要です。
初期費用(頭金・諸費用)の考え方
回収年数を短くする最大のポイントは、初期に投入する自己資金の設計です。自己資金を抑えつつ、安定したキャッシュフローを確保できれば、1棟目の回収が早まり、2棟目・3棟目への再投資スピードも上がります。
管理費・修繕費・税金などの経費構造
見落とされがちですが、経費の積み重ねは回収年数に直結します。
- 管理委託費
- 修繕積立・突発的修繕
- 固定資産税・都市計画税
これらを現実的に見積もることが、失敗しない回収計画につながります。
融資(借入)を使うか・使わないか
不動産投資では、融資の使い方次第で回収年数は大きく変わります。適切な融資を活用すれば、
- 自己資金回収を早める
- キャッシュフローを次の投資に回す
- 複数棟展開につなげる
といった戦略が可能になります。セイコー・エステート&ディベロップメントのセミナーでは、
「1棟目で終わらせない融資戦略」について詳しく解説しています。
出口(売却)をどう想定するか
回収年数を考えるうえで、出口戦略は欠かせません。「いつ・誰に・いくらで売れるか」を想定しておくことで、
保有中のキャッシュフロー+売却益を含めたトータル回収が見えてきます。

アパート経営の専門家
髙木政利
「回収年数は“買った瞬間にほぼ決まる”と言っても過言ではありません。融資設計・経費構造・出口戦略まで含めて考えることで、1棟目が次の投資につながる“資産拡大型投資”になります。」
投資手法別~不動産投資で元が取れる年数の目安
不動産投資は「何を買うか」によって、元が取れるまでの年数が大きく変わります。ここでは代表的な投資手法ごとに、回収年数の目安と考え方を整理し、どのような人に向いているのかを解説します。
ワンルームマンション投資の回収年数目安
自己資金回収は何年?
ワンルームマンション投資は、比較的少額から始めやすい一方で、自己資金回収には10年〜15年以上かかるケースが多いのが実情です。
理由としては、
- 家賃水準が頭打ちになりやすい
- 管理費・修繕積立金の負担が大きい
- キャッシュフローが出にくい
といった点が挙げられます。その結果、「長期間保有しても次の投資につながらない」状態に陥りやすいのが特徴です。
よくある失敗パターン
ワンルーム投資でよく見られる失敗例は以下の通りです。
- 表面利回りだけで購入してしまう
- 売却時に価格が下がり、出口で損失が出る
- キャッシュフローが出ず、追加投資ができない
特に注意したいのは、「元は取れているように見えて、実は資産が増えていない」というケースです。
一棟アパート投資の回収年数目安
一棟アパート投資は、キャッシュフローを安定的に確保しやすい点が大きな特徴です。
設計次第では、
- 自己資金回収:5年〜10年
- その後は次の投資資金を生み出す
という流れを作ることが可能です。
融資活用時の考え方
一棟アパート投資では、融資の組み方が回収年数を大きく左右します。
- 無理に返済額を増やさない
- キャッシュフローを残す設計
- 2棟目・3棟目を見据えた資金計画
これらを意識することで、「1棟目がゴールではなく、次につながる投資」になります。
この考え方は、セイコー・エステート&ディベロップメントのセミナーで詳しく解説しています。
セイコー・エステート&ディベロップメント|公式サイト
日本最大級の不動産投資サイト『楽待』にも掲載
新築 vs 中古で回収年数はどう変わる?
新築と中古では、回収年数の考え方が異なります。
| 新築アパート | 中古アパート |
|---|---|
| 初期費用は高めだが、修繕リスクが低く、安定した運用が可能 | 価格は抑えやすいが、修繕費や空室リスクを織り込む必要あり |
重要なのは、「価格が安い=回収が早い」ではないという点です。
長期で見たときに、安定したキャッシュフローを生み続けられるかが回収年数を左右します。
福岡エリアの不動産投資における回収年数の特徴
- 人口流入が続いている
- 賃貸需要が安定している
- 首都圏に比べて物件価格が抑えられている
といった特徴があり、一棟アパート投資においては比較的回収年数を短縮しやすいエリアです。
特に、郊外×新築アパートの組み合わせは、安定稼働と長期保有を前提とした回収設計に向いています。

アパート経営の専門家
髙木政利
投資手法によって回収年数は大きく変わります。特に一棟投資では、1棟目でキャッシュフローを作り、それを次の投資につなげる設計が重要です。
利回り別に見る「元が取れるまでの年数」シミュレーション
ここからは、利回り別に「元が取れるまでの年数」を数字ベースで見ていきます。あくまで目安ですが、回収年数の違いをイメージするための参考としてご覧ください。
利回り5%の場合の回収年数シミュレーション
利回り5%の場合、単純計算では 元本回収に約20年 かかる計算になります。
しかし、ここから
- 経費
- 空室
- 融資返済
を差し引くと、実際の回収年数はさらに長くなるケースが多いのが現実です。
利回り7%・10%の場合の違い
利回りが上がると、回収年数は短くなります。
- 利回り7%: 約14〜15年
- 利回り10%: 約10年前後
ただし、高利回り=安全ではない点には注意が必要です。一時的な高利回りよりも、長期安定性が重要です。
融資を使うと回収年数はどう変わるのか
融資を活用すると、自己資金回収年数は大幅に短縮できる可能性があります。
- 自己資金を抑える
- キャッシュフローを確保する
- 回収後の資金を再投資に回す
この流れを作れるかどうかが、複数棟展開できる投資家とできない投資家の分かれ目です。
自己資金回収を早める設計の考え方
自己資金回収を早めるためには、
- 購入時点で無理な返済計画を立てない
- キャッシュフローを残す
- 出口を見据えた物件選定
が重要です。
この考え方は、セイコー・エステート&ディベロップメントのセミナーで「1棟目で終わらせない投資戦略」として詳しく解説されています。

アパート経営の専門家
髙木政利
利回りだけを見るのではなく、自己資金回収年数と次の投資につながるかどうかが重要です。融資を活用した設計次第で、不動産投資は“加速型”の資産形成になります。
不動産投資で「元が取れない」人に共通する原因
不動産投資で「思ったより元が取れない」「全然資産が増えない」と感じている人には、実は明確な共通点があります。これは能力や運の問題ではなく、投資判断の基準を間違えているケースがほとんどです。
利回りだけで物件を選んでしまう
不動産投資で最も多い失敗が、利回りの数字だけで物件を判断してしまうことです。
- 表面利回りが高い
- 数字が分かりやすい
- 営業トークに使われやすい
このような理由から、利回りだけを重視してしまいがちですが、利回りが高くても、キャッシュフローが出なければ元本回収は進みません。
結果として、「利回りは良いはずなのに、手元にお金が残らない」という状態に陥ってしまいます。
キャッシュフローを見ていない
元が取れない人の多くは、年間でいくら現金が残るか(キャッシュフロー)を正確に把握していません。
- 返済後にいくら残るのか
- 修繕や空室を考慮しているか
- 数年後も同じ水準で回るか
これらを確認せずに購入すると、「回収年数が見えない投資」になってしまいます。
キャッシュフローを見ない投資は、2棟目・3棟目につながらない投資になりやすい点に注意が必要です。
出口戦略を考えていない
不動産投資は「買って終わり」ではありません。にもかかわらず、売却(出口)を考えずに購入してしまう人が少なくありません。
- 誰に売れる物件なのか
- 何年後に売る想定なのか
- 売却益が見込めるのか
これらを考えずに購入すると、保有中の家賃収入だけに依存する投資になり、元本回収が大幅に遅れる原因になります。
不動産投資の相談相手を間違えている
意外と見落とされがちなのが、相談相手の問題です。
- 売ることが目的の人
- 単発の物件紹介しかしない人
- 複数棟投資を前提にしていない人
こうした相手に相談すると、「1棟目で終わる投資」になりやすく、長期的な資産形成から遠ざかってしまいます。

アパート経営の専門家
髙木政利
元が取れない投資の多くは、購入前の判断ミスが原因です。特に“利回りだけを見る”“出口を考えない”“次の投資を想定していない”という点は、失敗パターンとして非常に多いですね。
元本回収を早めるためにできる現実的な対策
不動産投資は「買った瞬間にすべてが決まる」わけではありません。実は、購入前・運用中・売却時それぞれのフェーズで、回収年数を短縮するための現実的な対策があります。
購入前にできる回収年数短縮の考え方
最も重要なのは、購入前の設計です。
- 自己資金を入れすぎない
- キャッシュフローが残る返済計画
- 出口を見据えた物件選定
これらを意識することで、1棟目の回収を早め、2棟目・3棟目につながる投資が可能になります。
セイコー・エステート&ディベロップメントのセミナーでは、この「最初の設計」を最も重視して解説しています。
セイコー・エステート&ディベロップメント|公式サイト
日本最大級の不動産投資サイト『楽待』にも掲載
運用中にできる改善策
すでに物件を保有している場合でも、回収年数は改善できます。
- 管理内容の見直し
- 空室対策による稼働率向上
- 無理のない返済計画への調整
これらによって、キャッシュフローを増やし、自己資金回収を前倒しすることが可能です。
売却・組み換えという選択肢
回収年数を短縮するためには、「持ち続ける」だけが正解ではありません。
- 資産価値が高いうちに売却
- より収益性の高い物件へ組み換え
- 次の投資資金を作る
こうした判断により、トータルで見た回収スピードを加速させることができます。

アパート経営の専門家
髙木政利
回収年数を短くできる人は、最初から“次の一手”を考えています。1棟目で終わらせず、2棟目・3棟目につなげる設計こそが、不動産投資を成功させる最大のポイントです。
不動産投資の回収年数でよくある質問
不動産投資の回収年数については、多くの方が同じような疑問や不安を抱えています。ここでは、セミナーや個別相談の現場で特に質問が多いテーマを中心に、分かりやすく解説します。

アパート経営の専門家
髙木政利
よくある誤解が“完済してからが回収”という考え方です。実際は、自己資金回収と次の投資につながるかどうかが重要で、その設計次第で回収スピードは大きく変わります。
まとめ|不動産投資の「元が取れる年数」は戦略次第で大きく変わる
不動産投資で「何年で元が取れるか」は、あらかじめ決まっているものではありません。投資戦略の立て方次第で、回収年数は大きく変わります。
不動産投資の回収年数は“結果”
回収年数はゴールではなく、「投資判断の積み重ねによって生まれる結果」です。
- 何を基準に物件を選ぶか
- 融資をどう使うか
- 出口をどう設計するか
これらの選択が、回収年数を決めています。
判断基準を間違えなければ、回収はコントロールできる
表面的な利回りだけに惑わされず、
- キャッシュフロー
- 自己資金回収
- 次の投資へのつながり
を意識することで、回収年数は“コントロールできる指標”になります。
福岡の不動産投資の魅力
福岡は、戦略的に投資を行えば、回収年数を短縮しやすいエリアです。
1棟目で終わらせず、2棟目・3棟目へと資産を拡大していく投資戦略を知ることで、不動産投資は単なる副収入ではなく、本格的な資産形成手段になります。セイコー・エステート&ディベロップメントのセミナーでは、この「再現性のある投資戦略」を体系的に学ぶことができます。

回収年数を意識することは重要ですが、それ以上に“次につながるかどうか”を考えることが成功の分かれ目です。正しい設計ができれば、不動産投資は着実に資産を積み上げていけます。
【写真で見る】福岡の新築アパート完成までのリアルなステップ
STEP1:更地の確認と購入判断 1カ月目


更地状態(福岡市南区) 地盤・周辺道路・日当たりなどを現地確認。成功する新築アパート投資の起点は、確かな土地選定から始まります。
STEP2:間取り設計・建築プラン策定


設計図と打ち合わせ風景 福岡エリアの入居者ニーズを反映したロフト付き1Kなど、エリア特性に応じたプランニングが大切です。
STEP3:基礎・上棟工事 2ヶ月目~4カ月目
基礎・構造工事中の写真 長期的な安全性と保全コストの削減につながる重要な施工工程。職人の腕が光るステージです。




STEP4:内装・設備工事 5カ月目~7カ月目


若年層の入居者に好まれる清潔感・使いやすさを追求した設備導入で、長期入居を実現します。
STEP5:完成・引き渡し 8カ月目


完成後の外観・内観写真 完成後の即入居対応が可能なよう、施工・管理部門と連携してスピーディーな仕上げを実施。

完成までの各ステップは、見えない”安心”を可視化する工程です。現地での確認・丁寧な施工・設計の工夫、それぞれが投資価値を高める鍵になります。実際の現場で培ったノウハウをご体験ください。





